ヒカルが明かした2週間の空白――うつ病の一歩手前と診断された理由

常に最前線で走り続けてきたトップYouTuberのヒカルが、2週間もの間撮影を休止していたことを告白しました。知り合いの精神科医からは「うつ病の一歩手前」と言われたという彼が、その空白期間に何を考え、何を感じていたのか。久しぶりの撮影で訪れた回転寿司、総額550万円の買い物、そしてパチンコ店での来店イベントの裏側まで――すべてを包み隠さず語った動画から、トップYouTuberのリアルな姿が見えてきました。

目次

突然訪れた「無気力」の波

「撮影したいっていう気持ちが全く起きなくて」――ヒカルさんは動画の冒頭でそう語りました。YouTubeには常に動画が上がっていたため、視聴者は気づかなかったかもしれません。しかし、リアルタイムでは2週間も撮影から離れていたのです。

マネージャーのまえっさんとこうして撮影するのも2週間ぶりとのこと。ヒカルさんは定期的に撮影したい時と急にネタが思い浮かばなくなる時があるそうですが、2週間空いたのは初めてだったといいます。

知り合いの精神科医に相談したところ、「無気力症候群かうつ病の一歩手前」と言われたそうです。ただ、ヒカル本人は「自分の中では別にうつ病だとかそんな感じは全くない」と語り、むしろ定期的に来る波の中の「下の部分がちょっと続いているだけ」と冷静に分析しています。

引きこもりの2週間で何をしていたのか

この期間、ヒカルさんはほとんど家に引きこもり、漫画を読んだり、ドラマを見たり、スマホゲームをしたりして過ごしていました。特筆すべきは、SNSからほぼ離れ、YouTubeのコメントすら見ていなかったことです。直近の3〜4本の動画のコメントも一切見ていなかったといいます。

「自分の本当に表現したいものが表現できてない感があった」とヒカルさん。喉に魚の骨が突っかかっているような状態で、自分のコンテンツを見たくなかったといいます。「こんなんじゃないんやけどな」と思いながらも、パッと撮りたいものが出てくるわけでもなく、ただ溜まったものを吐いているような状態だったと語ります。

不思議な感覚だったと語るヒカルさんに対し、まえっさんも「そんな出てこうへんてこともあんまないもんな」と心配していた様子が伝わってきます。

仕事は順調なのに、なぜ?

興味深いのは、ヒカルさんがネガティブな感情を抱いていたわけではないという点です。「いろんな面でうまくいってる。仕事的にはうまくいくこと多いんで、そのネガティブな感情とかもなくて、ただなんとなくだらけてるというか」と語ります。

11月のスケジュールを振り返ると、「無呼吸でクロールしてた」ほどの過密さだったとのこと。さらに肌のダウンタイムも1週間あり、心身ともに疲弊していた可能性が高いです。調子が悪い時は撮りたくなくなるという心理状態もあったようです。

ファンイベントでファンの人と交流して「もっとやらないといけない」と思ったものの、それでもすぐに「これやろう」という気持ちにはなれなかったそうです。スランプとは違い、ネガティブな感情があるわけでもなく、ただ「虚無感」や「無気力」を感じていたといいます。

久しぶりの撮影で気づいた大切なこと

まえっさんと回転寿司に行き、久しぶりに撮影を再開したヒカルさん。そこで彼が語ったのは、YouTuberとしての原点でした。

「俺ってやっぱYouTubeで始まってYouTubeで終わる。YouTube回してればこの状態から抜け出していけるんじゃないか」

撮影を始めると、次第にテンションが上がっていく自分を実感。「やっぱYouTubeおもろいな」「実家に帰ってきたか」という言葉からは、彼にとってYouTubeがどれほど大切な場所かが伝わってきます。

2025年がもうすぐ終わるから、2026年から新たなスタートとして頑張っていこうという気持ちも芽生えているそうです。「焦って2025年にやらんでもええかな」という心境の変化も見られました。

ヒカルさんは「やろうとすればするほどやる気なくなる」というタイプで、義務ではなく自分がやりたいと思ったことをやりたいという強い信念を持っています。

10年ぶりの大きな変化――黒デニムからの脱却

さらに驚きの変化がありました。ヒカルさんは約10年間、黒のデニムしか履いていなかったのです。中学生以来、ずっと黒デニム一択だったといいます。

しかし今回、ルイ・ヴィトンの店員さんの提案を受け入れ、カーキのダボっとしたパンツや白い靴、ニット、マフラーなど、総額550万円分の服を購入しました。カルティエでもアクセサリーを検討しましたが、「悩んでる時点で欲しいものじゃない」と判断し、今回は見送ったそうです。

「服を着る楽しみができた」とヒカルさん。物欲が失われていたことに気づき、それを取り戻そうとする姿勢は、彼なりのリハビリだったのかもしれません。

同じ服を着続けることで選ぶ手間を省いていたヒカルさんですが、「冷静に表に出る人間として服とかズボン変えた方が外出たくなる。靴変えた方が歩きたくなる」という気づきを得たといいます。

今後はマネージャーにフルコーディネートを任せ、リビングに置いといてもらうことにしたそうです。「スタイリストがいる芸能人と同じ」という発想で、自分で選ぶ手間を省きながらもおしゃれを楽しむスタイルを確立しようとしています。

パチンコ店来店イベントの裏側と本音

この2週間の間、ヒカルさんはパチンコ店の来店イベントも行っていました。2000人規模の来店で大きな話題となりましたが、一部では「ぶっこ抜いてるんじゃないか」という声も上がっていました。

この点についてヒカルさんは率直に語ります。「あんだけ人来てみんなさ、朝から晩までフルで回したらさ、それ負けるよ。普通に」と。全員が設定の入った台を回している状態で勝ったら逆におかしいという論理です。

さらに驚きの事実として、ヒカルさん自身はギャラを一切もらっていないことを明かしました。「リアルにそうだから。俺もずっと聞いてたじゃないですか、この話は」とまえっさんも証言しています。

ヒカルさんほどの影響力を持つインフルエンサーであれば、通常は半日拘束で数千万円規模のギャラが発生するはずです。しかし「お金でどうとかではやってない」と語り、「普段パチンコ・スロットをやらない人を連れてくる」というミッションに対して自分が役割を果たせたことを重視していました。

「僕が来た日絶対勝てるとかってなったらそれ普通に来るじゃないですか。それって別に意味あんのっていう」とヒカルさん。新規顧客を呼び込むことがお店への真の貢献だと考えているのです。

まえっさんも「僕もお店が頑張ってるし、ヒカルが自分のためにいっぱい使うのはあっていい」と語り、ヒカルさんの姿勢を評価していました。

YouTube撮影との相性の難しさ

ただ、ヒカルさんはパチンコ・スロットの来店イベントについて、YouTubeとの相性の難しさも正直に語っています。

「まずNGワードが多すぎる」「人を呼びすぎて好きな台に座れない」「展開が作りにくい」という3つの問題点を指摘。座った台が出なかった場合、やり直しが効かないため、YouTube的には面白い動画が撮りにくいというのです。

「俺のチャンネルでいいの取ってそれを世の中に出す方が、絶対スロットパチンコ業界にプラスなわけ」とヒカルさん。より多くの人に広めるために、もっと自由な撮影環境が必要だと感じているようです。

ヒカルさんは「俺だけ指定台をOKにしてほしい。勝った金は全部募金するから」と提案。またはスタッフ10人連れて行って出た台に交代するという方法も考えているそうです。いい動画を撮ることが業界への最大の貢献になると信じているからこその発言です。

実際、まえっさんの知人である佐々木さんは、来店イベントでバルブレイブ2で24万円もの大勝利を収めたそうです。初めて打った台で35番を引いて満枚(約1万3000枚)出したというエピソードも披露されました。佐々木さんは10時から20時まで、約10時間も打ち続けたとのことです。

スロット業界への本音――シバターへの反論も

動画の後半では、ヒカルさんがスロット業界について本音を語る場面もありました。

「お前ら数字ないから俺が選ばれたわけ」――これは心の奥にある思いだと前置きしながらも、ヒカルさんは自身の影響力の大きさを認識しています。

シバターさんに対しては「お前は責任の量が少ないからあんだけわがまま言える」と指摘。「責任の量が多くなればなるほど言えないことも増える」というトップYouTuberならではの悩みも吐露しました。

一方で「仲がいいから言える」とも語り、シバターさんの娘の誕生日には毎年花を送っているという良好な関係も明かしています。

2026年のテーマは「言いたいこと全部言う」

外で食事をしながら、ヒカルさんは2026年の抱負を語りました。「言いたいこと全部言う」――これが彼の新たなテーマだといいます。

「2025年は一旦こう大人しく過ごして、2026年から全開解放。全てを解放して本当の自分を表現していく」

責任の量が多くなればなるほど言えないことも増えます。しかし、ヒカルさんは「もっと頑張らないといけない」という責任感と、「言いたいことを言う」という表現者としての欲求の間で、後者を選んだのです。

「多分また炎上すると思う。でもどうでもいい。普通に悪いことしてないもん」と語るヒカルさん。ファンとしては、また尖ったヒカルさんが見られるのではないかと期待が高まります。

ヒカルさんは「俺は突き抜けるで2026年」と宣言。「言いたいこと言ってやりたいことやる。これを絶対的なテーマとして」と、YouTuberとしての原点回帰を誓いました。

物欲の喪失と回復

服を買う過程で、ヒカルさんは自分が物欲を失っていたことに気づきます。

「今年何も買ってない。自分のために」と語るヒカルさん。まえっさんが「毎年ダウンは買う」と言うのに対し、ヒカルさんは本当に何も買っていなかったといいます。

会社のお金は事業にしか使わず、個人のお金も使わないという状態が続いていたそうです。「若者の感覚がゼロ」とまえっさんに指摘されるほどでした。

そこでヒカルさんは決意します。「個人でもらってる給料の半分は使おう」と。衝動的に買えるようなものを定期的に買っていくことの大事さを再認識したのです。

トップYouTuberも人間だった

この動画が示したのは、トップYouTuberであっても無気力になることがあるという事実です。ヒカルさん自身も視聴者に向けて語っています。

「こんな才能のある僕ですら無気力になるんで、皆さん大丈夫です。安心してください。それが当然です」

完璧に見える存在も、実は様々な葛藤や波を抱えています。そのリアルを包み隠さず見せたことが、この動画の最大の価値かもしれません。

YouTubeというプラットフォームで、トップを走り続けることの重圧。そして、それでも自分らしさを取り戻そうとする姿勢。ヒカルさんの2週間の空白は、彼が次のステージへ飛躍するための助走期間だったのでしょう。

「やっぱカメラ回ってる時が一番楽しい」「言いたいこと言ってやりたいことやる。これを絶対的なテーマとして」――そう語るヒカルさんの表情は、確かに生き生きとしていました。

「高く飛び上がるためにしゃがんでる状態」――ヒカルさんはこの状況をそう表現します。過去にも炎上や体調不良など、様々な壁を乗り越えてきた彼だからこそ、今回の経験も次への飛躍のバネになると信じているのです。

2026年、新たなヒカルさんの姿が見られることを、ファンは心待ちにしています。

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